https://sportsmuseum.chukyo-u.ac.jp/collection/
- 提供機関 : 中京大学スポーツミュージアム
- 使用システム : I.B.MUSEUM SaaS + ホームページ
- 狙いと特徴 : Web-APIの活用で、スポーツに関する多彩な資料を楽しく検索
スポーツ資料の特性を検索の「入口」に反映。
思わぬ出会いを提供するデータベース。
実は奥深いスポーツ関連の資料
中京大学スポーツミュージアムは、中京大学が輩出してきた多数のアスリートや関係者からの寄贈品、同学のスポーツ史研究などで収集された豊富な資料などを所蔵する博物館。放送や報道で見る試合・大会だけでなく、スポーツには常に多くの人々の想いや願いが込められ、それが多様な形で記録・蓄積されています。この検索システムは、そんな資料情報を広く提供することを目的に構築されました。
スポーツならではの検索の「入口」
収蔵資料検索ページには、3種類の検索機能が用意されています。「スポーツ資料検索」では多様な条件を組み合わせて検索でき、「国・地域、テーマから探す」ではマップとミュージアムが掲げる6つのテーマ、資料の性質などを指定して探すことが可能。そして「競技検索」は夏季・冬季のオリンピック・パラリンピックの採用競技及びそれ以外の競技名を軸に収蔵資料を探すことができます。
Web-APIを活用した独自のサイトを構築し、
学内外との連携を視野に入れた発展性も。
APIを活用したオリジナルサイト
ミュージアムの公式サイトの中に組み込まれた収蔵資料検索ページは、<I.B.MUSEUM SaaS>のWeb-API公開機能を利用して構築されました。提供されている各種スポーツ資料の性質に合わせた検索方法は、独自に考案されたもの。フリーワード検索など標準的な方法だけでは出会いにくい資料など、思わぬ発見も期待できる納得の仕上がりとなりました。スポーツを研究する学生たちにとっては手放せない充実のデータベースとなっていることでしょう。
また、収蔵資料検索とは別に、アスリートに特化した検索機能も用意されています。こちらは、オリンピック・パラリンピックに出場経験を持つ同学の関係者を検索することができます。
学園史や他のスポーツ博物館との連携へ
資料の寄贈も多い同ミュージアム。今回の東京オリンピック・パラリンピック開催で資料のさらなる増加が見込まれますが、学生の協力も得ながらデータの整備・拡充を継続的に実施中です。また、分類を後から追加することができる<I.B.MUSEUM SaaS>の特性を活かし、今後は学園史の資料データの登録も検討中とのことです。
加えて、他のスポーツ系博物館と連携し、どの館にどのような資料が所蔵されているかを把握でき、より適切な館がある場合はその資料の移動などが可能になる仕組みなど、夢はさらにワイドに。クラウド型システムの発展性を礎として、大いなる成長が期待されるデータベースです。