「料理」には、人をウキウキさせるチカラがある。

ウキウキダンゴ|岩手県立博物館  https://jmapps.ne.jp/iwtkhk/det.html?data_id=227208

 

岩手県北部の郷土料理、「ウキウキダンゴ」をご存じでしょうか。煮あがるとダンゴが浮いてくることから名づけられたそうです。あまりにおいしそうで気持ちが「ウキウキする」ともかけているのでしょうかね。これから寒い季節を迎えるわけですが、東北の料理は身体も心も温まりそうですよね。

ということで、今回は「食欲の秋」にちなんだ投稿です。本日は MAPPS Gateway を「料理」で検索してみるといたしましょう。

 

では、「ウキウキダンゴ」同様に、岩手の郷土料理から。ミュージアムの資料には、料理の写真もあるんですよ。まずはこちらの伝統料理です。

●マメブ|岩手県立博物館
https://jmapps.ne.jp/iwtkhk/det.html?data_id=227212

久慈市の郷土料理とのことなのですが、やはり「ウキウキダンゴ」に似ていますね。小豆ではなく、かんぴょうや焼き豆腐、シメジやゴボウなど、とても具沢山。とても美味しそうです。

●正月のもち料理|岩手県立博物館
https://jmapps.ne.jp/iwtkhk/det.html?data_id=6930

コメどころである岩手県南部では、四季折々の食材とお餅を組み合わせた料理のバリエーションが豊富なようです。岩手には出張で何度もお邪魔していますが、いずれも未体験。お正月に出かけないといけませんね。

 

さて、ミュージアムで料理の写真というのは、少し不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。「実物」はさすがに保存できないので、ここまで見てきたものはもちろん模型。その代わり、料理の周辺資料はいろいろあります。さすがミュージアム。

●蠅帳(はいちょう)|群馬県立歴史博物館
https://jmapps.ne.jp/grekisi_ed/det.html?data_id=9544

料理にハエがたからないように、金網で覆われている棚。まさに昭和の暮らしの知恵といった趣ですが、ちょっと見た記憶はありません…。私も50代なのですが、もう少し上の世代なのでしょうか。ちなみに、同館学芸員によると、群馬県内のうどん店では今でも見かけることがあるそうです。

 

●タカゼン|小松市立博物館
https://jmapps.ne.jp/kmthk/det.html?data_id=4564

宴会の時に使う足の少し高いお膳。「あ、似たようなものを見たことがあるかも」と思われる方もいらっしゃるかも。今はプラスチック製のものも見られますが、本物の木にうるしを塗った、国指定重要有形民俗文化財『白山麓西谷の人生儀礼用具及び民家』)とのこと。使用年代を見ると、私で言えば祖父・祖母の時代かな? 素朴な塗りが味わい深く、どこかなつかしい・・?

 

では、続いて最近&最新のアイテムも見てみましょう。

●食卓を美しく彩るお惣菜容器|金沢美術工芸大学美術工芸研究所
https://jmapps.ne.jp/ktki/det.html?data_id=6801

美大生の卒業制作で作られた作品のようです。美しくデザインされていますが、そのまま食卓に出せる「総菜販売容器」とのこと。なるほど、ピタッと組み合わせられるので販売スペースを効率的に使用できますし、袋の中での転倒リスクを軽減する工夫もされているのですね。共働き、高齢化で総菜のニーズが高まっていますが、主婦も家族も一人暮らしの人もみんな喜ぶスグレモノ。これは素晴らしいアイデアですね。

「買ってくる」派に嬉しい宅配用の器だけでなく、「自炊」派の興味をそそるコレクションもあります。最近はWEB上のレシピサイトを見ながら料理を楽しむ人が増えているようですが、江戸時代にも同じようなサービスはあったようです。もちろん、インターネットはありませんから、紙の料理本ですが。

●新篇料理活用初編|新潟県立歴史博物館
https://jmapps.ne.jp/ngrhk/det.html?data_id=34965

こちらは天保2年(1831)、長岡で刊行された料理本。江戸後期の長岡の料理文化を知ることができる貴重な資料なのですが、江戸時代の人々もマニュアル本(?)を覗き込みながら料理していたのかな…と想像すると、ちょっとほほ笑ましいですよね。昔の人は、「親からの口伝」が中心と思い込んでいましたので、ちょっと新鮮でした。

 

●北国一覧写|新潟県立歴史博物館
https://jmapps.ne.jp/ngrhk/det.html?data_id=37707

こちらは、江戸の町絵師長谷川雪旦が奥羽経由で越後を旅した際の画集とのこと。新潟の旅籠海老屋の画には料理の様子が細かく書かれていて、よりマニュアルっぽい雰囲気ですね。現代で言えば、人気分野のひとつ「料理漫画」といったところでしょうか。

 

料理をめぐるコレクション、いかがでしたでしょうか。おいしそうなもの、晴れがましいシーンを想像させるもの、昔の人の料理風景を想像させるもの。眺めていると、自然に「ウキウキ」してきます。いつの時代も、「料理」という言葉はポジティブなイメージで彩られているのだなあ…などと感心していたら、お腹がすいてきました。今日はこの辺で。

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