「金魚」のコレクションで、涼と癒しを同時にゲット。

岩国徴古館:金魚ちょうちん

 

そろそろ各地で夏祭りが始まる頃かと思います。お祭りと言えば、浴衣姿で金魚すくいに興じるのが定番ですよね。ゆったりと泳ぐ金魚を想像しただけで、なんだか少し涼しくなるような気がしますが、これも昔の人の知恵なのでしょうか。

それにしても、今年の猛暑を考えると、せっかくのお祭りシーズンなのに出かけるのもつらいと感じる日もありそうですね。天候と体調、そして仕事や各種予定次第ですが、もしも会場に繰り出せないのであれば、ミュージアムコレクションの金魚たちで涼を取ってはいかがでしょうか。ということで、今回はMAPPS Gateway を金魚で検索してみました。

 

まず目に付いたのが、冒頭の画像、「金魚ちょうちん」です。山口県柳井市の民芸品のようで、毎年夏に「金魚ちょうちん祭り」が開催されて、帰省した人々を出迎えるのだそうです。これはホッとする瞬間でしょうね。

■金魚ちょうちん|岩国徴古館
https://jmapps.ne.jp/iwakunichokokan/det.html?data_id=27733

続いては、定番の「日本画に描かれた金魚たち」を見てみましょう。金魚の生命感だけでなく、あの独特の涼しげな空気感も描かれていたりします。思わず気持ちも癒されて、麦茶を飲みたくなりそうです。

 

■金魚 土田麦僊|四日市市立博物館
https://jmapps.ne.jp/ytkichk/det.html?data_id=12279

別々の方向を向いている、3匹の金魚たち。このゆったりとした感じがいいですよね。池でしょうか水槽でしょうか、自由に、元気に泳いでいる雰囲気に、安らぎを覚えます。

 

■金魚 竹原嘲風|練馬区立美術館
https://jmapps.ne.jp/nerima_art/det.html?data_id=1201

こちらもまた涼しそうですね。少しかすんだような色合いと模様が、まさに「水の中」を見ているような感覚になります。先ほどの作品に比べ、少し浅めの桶といったところでしょうか。風鈴の音が聞こえてきそうですよね。

 

次は、金魚をあしらった道具たちを見てみましょう。「金魚は涼しさの象徴。ならば、生活の中にも」といったところなのでしょうか、わりといろいろありますね。

■金魚文彫漆鉢 谷澤不二松|高松市美術館
https://jmapps.ne.jp/takamatsu_art/det.html?data_id=1193

高級感たっぷりな漆の工芸品ですが、金魚のシルエットがあるだけで、少し親しみやすい雰囲気になりますね。気持ちも優しくなりそうです。

 

■金魚時計|松本市時計博物館
https://jmapps.ne.jp/matsumototokei/det.html?data_id=138

これはすごい、なんと金魚鉢の形をした時計です。金魚はゆっくり回るそうです。これがリビングにあったら、訪れてくれたお客さんは驚くでしょうね。一瞬、本物のように見えますし。

 

昔の人々にとって金魚がどんな存在だったのか、暮らしにどのように溶け込んでいたのかについては、写真で知ることができます。いくつか眺めてみると、きっと今よりもずっと身近だったのだろうと思わずにはいられません。

 

■金魚売り|足立区立郷土博物館
https://jmapps.ne.jp/adachitokyo/det.html?data_id=12832

昭和30年代の東京では、行商人が金魚を売り歩いていたそうです。そういえば、私が育った昭和40年代、50年代あたりは、金魚を飼っている家が今よりずっと多かったように思います。

 

■金魚池風景17 地曳網で金魚を捕らえる|浦安市郷土博物館
https://jmapps.ne.jp/urayasufkm/det.html?data_id=13775

浦安市には、何と12,000坪にも及ぶ巨大な金魚の養殖場があったそうです。こちらの写真は、地曳網で金魚を捕まえて、選別作業をしているシーンとか。ここから「金魚売り」を経て、各家庭の金魚鉢へと住まいを変えていたのでしょうか。実に興味深いですよね。

 

いかがでしょうか。いろいろな金魚を見て回って楽しんだ後、ひと息ついて、ふと思いました。現代の私たちは、金魚を見る機会はすっかり減ったように思います。冒頭で、私が夏祭りの金魚すくいをイメージしたのも、つまり「非日常」の中のシーンですしね。

こうしてミュージアムのコレクションを見ていくと、金魚は本来、もっと身近な存在だったことが分かります。餌をあげると大喜びでパクパクする姿がどこかコミカルだったり、金魚鉢で悠々と泳ぐ姿に充足感を感じたり。小さくてかわいらしい金魚たちは、「古き良き時代」の象徴なのかもしれません。

知らず知らずのうちに疲れがたまる、私たちの生活。ストレスを感じた時は、ぜひミュージアムの「金魚」たちの愛らしい姿を検索してみてください。思わずニコニコ顔になりそうな品々に出会えますよ。

 

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