知多デジタルミュージアム デジタル写真館 ~知多の記憶~

直感的な「マトリックス表検索」で スピードアップ

提供機関 | 知多市歴史民俗博物館
URL  | https://www.city.chita.lg.jp/docs/2014073000049/
構築方式 | ホームページ・リンク

気になる写真を見つける操作が4分の1に

地元に住む人も、故郷を離れて暮らす人も、「あの頃の写真」を紐解くのは楽しいもの。自治体のデジタルアーカイブの中でも、地域の古い写真は人気コンテンツのひとつです。

データベースを検索して気になる写真を見つけるには、「あの頃」と「このあたり」、つまり時代とエリアを掛け合わせての検索が必要となります。それぞれを検索トップのプルダウンメニューから選び、検索ボタンをクリック。PCの前に座ってマウスで操作するのであればさほど負担を感じない作業でも、たとえば満員電車で吊革につかまりつつ片手でスマホを操作して…ならどうでしょう。ひとまず車内で見るのは諦めて、下車したら忘れてしまうかもしれませんね。

掛け合わせ検索の操作では、プルダウンメニューの下向きの三角形をタップして項目をひとつ選択し、もう一度下向き三角をタップしてひとつを選ぶという計4回の動作が必要になります。これが時代とエリアのマトリックス表なら、該当部分を1回タップするだけで「あの頃のこの付近の写真」がずらりと表示されるわけです。

知多市歴史民俗博物館が運営する「知多デジタルミュージアム デジタル写真館 ~知多の記憶~」では、入り口部分にマトリックス表検索が用意されています。関心するのは、エリアが小学校区で分けられている点。これなら、同窓会で当時の風景を見ながらみんなで盛り上がれそうです。

検索の「入り口」を市のホームページに

利用者思いの便利な機能なのですが、普通のプルダウンメニューとは違うので、サイト制作費がやや嵩みそう? でも、心配はご無用です。

まずは最初の図のヘッダー部分をご覧ください。これは知多市のホームページで、市のホームページの編集システムを使って学芸員が制作したもの。つまり、追加費用はまったく発生していないのです。

アイデア次第で、予算を用意しなくてもここまでできる。ぜひ参考にしていただきたい事例です。