子どもたちも自在にアクセスできる、
分かりやすい「生きもの図鑑」
提供機関 | いおワールドかごしま水族館
URL | http://ioworld.jp/infobox/
構築方式 | オリジナルサイト・リンク
縦長のタッチパネルで表現する深い海
インターネットでは上記URLからアクセスできますが、いおワールドかごしま水族館の館内では縦長のタッチパネル・モニターで操作しながら閲覧できるコンテンツ。つまり、館内でもこの画像がそのままディスプレイに映し出されます。
遠くに桜島、手前に水族館、そして海底が描かれたこのイラスト。海の深さをイメージさせつつ、空いたスペースにうまく検索ボックスを配置することで、ここでは海の生きものの情報を探せることが子どもたちにも感覚的に伝わります。一般に、縦長の画面は少し使いにくいと感じることもありますが、レイアウト次第でここまでピタリと決まるのですね。
画面下の「錦江湾生きもの図鑑」は、魚と無脊椎動物、イルカ、海草・海藻という4つのボタンが置かれています。無脊椎動物という用語を子どもたちにも分かりやすくするために、「エビ・貝・ナマコ・クラゲなど」という注釈がつけられています。そのうちひとつを選ぶと、さらに細かな選択肢が表示されます。「〇〇のなかま」という平易な表現で、子どもがしっかり理解しながら自力で進んでいけるコンテンツが展開されているのです。
試しに「クラゲのなかま」を見てみます。ここから先がデータベースの仕事。次の画面でズラリと並ぶ画像の数々は、「クラゲ」というキーワードで検索した結果を一覧形式で表示しているわけです。
ここでは、2つ目に表示されている「アカクラゲ」を選んでみましょう。
アカクラゲについての丁寧な解説があります。子どもたちは、ひとまず美しく迫力のある写真に釘付けでしょうね。細く長い触手は強い刺胞毒を持つ…とありますので、地元の方々なら安全確保のために生息が確認された場所が気になることでしょう。もちろん、しっかり紹介されているので、覚えて帰れば家族への注意喚起に活用できます。
同館によると、情報はこれからも継続的に増やしていきたいとのこと。子どもたちにとってはビジュアル図鑑であり、大人たちには専門事典であり。水族館ならではの学習コンテンツとして、今後の発展が楽しみなコンテンツです。